三重産業保健総合支援センター

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三重県津市桜橋二丁目191番4 三重県医師会館5F

メールマガジン

R4.1月号

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三重産保メルマガ(2022年1月17日号)
独立行政法人 労働者健康安全機構
三重産業保健総合支援センター
電話 059-213-0711
FAX 059-213-0712
E-mail  mie-jooohas@mies.johas.go.jp

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●三重さんぽセンター産業保健研修会 【参加無料】

〇令和3年度下期産業保健研修会の実施等

当センター主催の研修会は、産業保健関係者の専門的・実践的能力の向上を図るため、皆様方のご理解とご協力をいただきながら、新型コロナウイルス感染予防対策に十分留意し、研修会を開催しております。今後、オミクロン株の動向にも留意しつつ対応いたしますので、必要に応じて研修会を中止させていただく場合があります。予めご承知おきの上、「産業保健研修会の注意事項・お申込みについてはこちら」をご覧いただき、お申込みをお願いいたします。

https://www.mies.johas.go.jp/file/traininginfo_guide_202110-03.pdf

○産業保健研修会への参加制限について(県外制限)

新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言解除後、新規感染者数は落ち着きを示していたため、県外制限を解除してまいりましたが、先日来の新規感染者数の大幅増加傾向を鑑み、「産業保健研修会注意事項等」で定めています、「研修を受講される方は、コロナ対策の観点から当面の間、県内に在住又は在勤されている方のみ」としている制限を1月8日から 再度実施することといたしました(1月7日までに受付済み分は除く)。 制限対象の方につきましては、ご理解の程よろしくお願いいたします。

○研修会の追加開催(オンライン研修)

昨年9月にコロナ対策により中止となりました下記研修について、産業保健スタッフ向けにオンライン研修として実施【単位取得無し】いたします。産業医の方も受講いただけますので是非参加ください。

日 時:3月2日(水)14:00~15:00
テーマ:職業性疾病等労災の認定について
講 師:増田伸士 【三重労働局労働基準部労災補償課 監察官】
研修概要:事業場の労務管理担当者や産業保健スタッフの方々を対象に、職業性疾病等各種労災の認定基準について、分かりやすく説明します。

〇令和4年2月度 産業保健研修会日程 案内

当センター開催の産業保健研修会は、「産業医向け【単位取得】」と「産業医以外の産業保健スタッフ向け【単位取得無し】」に区分していますが、どちらの研修会も職種等に関係なく、ご希望される産業保健スタッフ等の皆様にご参加いただけます。
「産業医以外の産業保健スタッフ向け」は、比較的定員に余裕がありますので是非ご参加ください。
HPの研修一覧のテーマ名欄に「-定員に達しました-」 が表示されても!!

一度定員に達した場合でも、キャンセル等で定員に余裕ができた場合は、受付けを再開しますので、希望される研修については、随時HPを確認していただくと申し込める場合があります。
※メルマガ配信前日の申込み状況について、日時の次に下記の表示をしますので参考にしてください。
表示の無いものは定員に余裕があります。
【満席】→定員に達し締切りました。  【残り僅か】→定員まで残り1~5席。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「産業医向け【単位取得】研修」◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

申込みはこちらから ↓
https://www.mies.johas.go.jp/kensyu/categories/doctor/

※※※※※ 上段から 日時/研修会テーマ等/講師(氏名・所属・役職) ※※※※※
■ 2月3日(木) 14:30~16:30    【残り僅か】
「定期健康診断と事後措置」                 日医認定産業医研修【生涯・実地・2単位】
古田 さとり  三重産業医会 理事

■ 2月10日(木) 14:30~16:30
「メンタルヘルス向上のためのコミュニケーションの在り方」 日医認定産業医研修【生涯・専門・2単位】
竹内 登規夫  愛知教育大学 名誉教授

■ 2月22日(火) 14:30~16:30
「職場におけるギャンブル依存の理解と対応」         日医認定産業医研修【生涯・専門・2単位】
井上 雄一朗  (医)鴻池会 秋津鴻池病院 精神科医師

■ 2月25日(金) 14:30~16:30    【残り僅か】
「知っておきたい受動喫煙防止対策」            日医認定産業医研修【生涯・実地・2単位】
片山 歳也  JCHO東京高輪病院 薬剤部長

◆◆◆◆「産業医以外の産業保健スタッフ向け【単位取得無し】研修」◆◆◆◆

申込みはこちらから ↓
https://www.mies.johas.go.jp/kensyu/categories/staff/

※上段から 日時/研修会テーマ/講師(氏名・所属・役職)
2月16日(水) 14:30~16:30     【オンライン研修】
「睡眠学に基づく快眠技法」
橋元 慶男   当センター産業保健相談員(カウンセリング担当)

2月18日(金) 14:30~16:30
「産業看護の進め方ーコロナ禍での産業看護活動」
河南 文子  当センター産業保健相談員(保健指導担当)

☆皆様からのご要望にお応えし、オンライン研修会を開催しております。令和4年1月~3月の開催予定は下記のとおりです。ホームページに記載の「オンライン研修会受講の皆さまへ」を必ずお読みいただいた上で申込みをお願いいたします。
オンライン会議ツールは「Zoom」を使用します。スムーズに接続していただくために、アプリのダウンロードをお勧めします。

■日 時:1月26日(水)14:00~16:00  (産業保健スタッフ向け)【単位取得無し】
テーマ:「治療と仕事の両立支援」の進め方
講 師:上住津恵 当センター産業保健専門職

■日 時:2月16日(水)14:30~16:30  (産業保健スタッフ向け)【単位取得無し】
テーマ:「睡眠学に基づく快眠技法」
講 師:橋元 慶男 当センター産業保健相談員(カウンセリング担当)

■日 時:3月2日(水)14:00~15:00  (産業保健スタッフ向け)【単位取得無し】☆追加開催☆
テーマ:「職業性疾病等労災の認定について」
講 師:増田伸士 【三重労働局労働基準部労災補償課監察官】
研修概要:事業場の労務管理担当者や産業保健スタッフの方々を対象に、職業性疾病等各種労災の認定基準について、分かりやすく説明します。

〇「三重産保メルマガ」登録者への特典として、申込数の制限緩和を実施中

【特典】「産業医向け研修会」について、お1人様1ヶ月間に1研修以内という制限を設けておりますが、メルマガ登録者には1ヶ月間に2研修以内に緩和措置を設けさせていただいています。 特典を利用される方は、「研修申込み」の最下段にある、「相談質問」の欄に下記のパスワードを必ず記入してください。パスワードを記入せずに申込み頂く事例が少なからずありますので、ご留意願います。

メルマガ1月号パスワード :○○○○○○○

パスワード有効期間は、2月14日(月)申込み分まで。15日以降は2月号のパスワードを記入してください。

● 産業保健相談 【無料相談】

産業医学、メンタルヘルス等に豊富な経験を有する専門スタッフが、産業保健に関する問題等について、当センターの窓口、電話、メール等で相談に応じる産業保健の無料相談を実施しています。お気軽にご利用ください。

〇窓口相談開設日程

【1月の相談日スケジュール】
1  1月11日(火)9:00~12:00 猪野  亜朗 産業保健相談員(メンタルヘルス)
2  1月20日(木)9:30~12:30 そうけ島 茂 産業保健相談員(産業医学)

【2月の相談日スケジュール】
1  2月8日(火)9:00~12:00 猪野  亜朗 産業保健相談員(メンタルヘルス)
2  2月17日(木)9:30~12:30 そうけ島 茂 産業保健相談員(産業医学)

産業保健相談の申込みはこちらから ↓
https://www.mies.johas.go.jp/mental_form/

○産業保健相談員コーナー

当コーナーは、産業保健相談員からの情報提供等行っております。
今回は、猪野相談員による第8回目の投稿を掲載させていただきました。

■「飲酒と健康の関係」を考え直そう!

三重産業保健総合支援センター相談員 猪野亜朗(泊ファミリークリニック)

従来、「適度な飲酒」という考え方があり、「少量の飲酒は健康に良い」と言われて来た。
「Jの字」のように、飲酒量ゼロは健康リスク(疾患リスク)がやや高く、一定の飲酒量が健康リスク(疾患リスク)を最少にすると言われて来たのである(Jカーブと例えて)。
「健康日本211」」では、「節度ある適度な飲酒」は1日平均純アルコールで約20g程度(日本酒なら1合程度)とされて来た。健康日本21(第二次)2)でも継承されている。
ところが、下記の世界的な疫学研究によって、飲酒の健康リスク(疾患リスク)はJカーブではなく、飲酒量が増えるに従い、健康リスクが直線的に増えていくリニアカーブ(直線的カーブ)であることが判明した。
「飲酒量をゼロにすることが、健康リスクが最少になる」ことが判明し、ランセット誌で報告されたのである。
それを紹介する。

「195カ国と地域における飲酒と負荷,1990-2016:世界的疾患負荷(GBD)研究2016のシステマティックな分析3」」
●MG Griswold等513人の世界の疫学研究者によって疫学研究が行われ、2018年8月23日、「ランセット」に報告された。日本からも有名な疫学研究者が参加している。
●従来の研究では様々な交絡因子が含まれていたが、この研究では、可能な限り交絡因子を排除してまとめているので、従来の研究結果と異なったのである。

●研究の結論
1 15歳―49歳の年齢群では、死亡者の約10%が飲酒に起因する死亡であった。
2 50歳以上の年齢群では、女性の癌死亡の27.7%、男性の癌死亡の18.9%がアルコールに起因した癌であった。
3 飲酒は世界的な疾病リスク(GBD)の主要な要因である。今後、飲酒についての現時点の正しい政策実行がないため、将来の健康問題の悲惨な結果を引き起こすだろう。
4 今回の研究だけでなく、改善された研究方法と分析が行われるようになったので、飲酒がどれだけの世界的な死亡とディスアビリティーに寄与するかを示し続けている。「アルコールには健康利益がある」とするこれまでの見方は修正される必要がある。
5 この結果は、飲酒の最も安全なレベルは「ゼロ」であることを示している。
6 この研究結果は、多くの国の健康ガイドライン(日本では健康日本21)と矛盾している。なぜなら、多くの国の健康ガイドラインも日本と同じように少量の飲酒は健康利益があるとしているからである。
7 人口レベルの飲酒を減らすことに焦点化する政策は、飲酒からの健康喪失を減らすことに最も効果的であるだろう。

上記の有名な疫学研究の結果は、残念ながら日本の政策にはまだ反映されていない。
この研究結果に沿って、「少量の飲酒は健康に良い」という考え方を修正する必要があり、職場でも伝えて欲しい。

引用文献
1) 健康日本21:
https://www.kenkounippon21.gr.jp/kenkounippon21/about/intro/index_menu1.html
2)健康日本21(第二次):
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-06-002.html
3)ランセット論文:Alcohol use and burden for 195 countries and territories, 1990–2016: a systematic analysis for the Global Burden of Disease Study 2016
https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(18)31310-2/fulltext

● 三重労働局情報

○三重労働局管内労働災害発生状況

令和3年労働災害発生状況(死亡者数、休業4日以上の死傷者数) 1月~12月分(最新データ)

【概要】
死亡者数→ 20人で、前年同時期 +2人の増加となっています。
休業4日以上の死傷者数→ 2,367人で、前年同時期比20.8%の大幅増加を示しています。
・監督署別労働災害発生状況
・事故の型別労働災害発生状況
・起因物別労働災害発生状況 等

災害統計はこちらから ↓
https://jsite.mhlw.go.jp/mie-roudoukyoku/jirei_toukei/saigaitoukei_jirei/toukei/saigai.html

○剥離剤による中毒が多発しています。

剥離剤を使用した塗膜の除去作業中に、剥離剤に含まれる有害物(ジクロロメタン、ベンジルアルコールなど)を吸い込み、 意識不明、視覚障害等となる事案が多発 しています。
法令で規制されていない物質でも、人体に有害なもの(中枢神経への毒性だけでなく、発がん性、生殖毒性を有するもの、化学火傷を生ずるものなど) もありますので、剥離剤を使用する場合は、ラベル・SDSを確認し適切な対策を講じるようにしましょう。
リーフレットはこちら ↓
https://www.mhlw.go.jp/content/000778104.pdf

○新型コロナウイルス感染症に関する労災保険給付について

新型コロナウイルス感染症に関する労災保険給付について報道発表を行いました。
報道発表はこちらから ↓
https://jsite.mhlw.go.jp/mie-roudoukyoku/news_topics/houdou/newpage_00280.html

○治療と仕事の両立支援オンライン地域セミナー

企業と医療機関、それぞれから支える両立支援  【参加無料】 主催:厚生労働省
【LIVE配信】事例発表・パネルディスカッション ~北陸・東海エリア~
2022年1月21日(金)14:30〜16:00
詳細はこちらから ↓
https://chiryoutoshigoto.mhlw.go.jp/symposium/2021/

● 新着情報(厚生労働省)

■令和3年、令和2年の労働災害発生状況
https://www.mhlw.go.jp/haishin/u/l?p=N8nSonS5RTaqwTylY

■新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言後の対応
https://www.mhlw.go.jp/haishin/u/l?p=U6h7QVPVUouLbh_BY

■令和3年12月17日(金)(厚生労働省ホームページ掲載日)
「令和3年度第1回化学物質による労働者の健康障害防止措置に係る検討会」の資料が公表されました。
(労働基準局安全衛生部化学物質対策課)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_22830.html

■令和3年12月17日(金)(厚生労働省ホームページ掲載日)
令和3年11月25日に開催された「令和3年度第2回化学物質のリスク評価検討会(発がん性評価ワーキンググループ) 」の議事録が公表されました。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_22876.html

■令和3年12月21日(火)(厚生労働省ホームページ掲載日)
「令和3年度第1回職場における化学物質管理に関するリスクコミュニケーション(意見交換会)(東京会場)」が開催されます。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_22879.html

■令和3年12月21日(火)(厚生労働省ホームページ掲載日)
「令和3年度第2回職場における化学物質管理に関するリスクコミュニケーション(意見交換会)(大阪会場)」が開催されます。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_22881.html

● 第6回勤労者医療フォーラム 就労と糖尿病治療の両立 中部労災病院

~糖尿病医療における障壁(スティグマ)とアドボカシー~  【参加費無料】
日  時:令和4年2月13日(日) 13時00分~17時00分
会  場:ミッドランドホール ミッドランドスクエア5F
参加人数:
Web視聴定員 先着500名(全職種・一般)
会場参加定員先着100名(医師限定) ※定員に達したため申し込みを終了しました。
主催:独立行政法人 労働者健康安全機構 中部労災病院
お問合せなど ↓
https://www.chubuh.johas.go.jp/information/detail/info_detail__921.html

● 第29回 日本産業ストレス学会 日本産業ストレス学会

現場から発信! 明日へつなぐ   ~チームで進める産業ストレス対策~
会期:2022年3月25日(金)・26日(土)
場所:名古屋市中村区名駅4-4-37 ウインクあいち(オンデマンド・ライブも開催)
お問合せなど ↓
https://procomu.jp/jajsr2022/index.html

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◆ 本メールマガジンは、毎月15日頃を目途に発行いたします。
  次回は2022年2月15日頃を予定しております。
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